8月23日(金)
 午後6時からホテルで夕食をすませ、7時にバスに乗り、タガス村へ行く。着くと、子供たちがたいまつを持って出迎えてくれた。ずいぶんと小さい子がごうせいなたいまつを持っているので、大丈夫なのかしらとちょっと心配しましたが、この子たちは火の扱いのエキスパートなのでした(後でわかる)。
 村の中の広っぱに案内され、コンクリートの段々に、発泡スチロールの座布団(?)をしいたところに座って待つ。白い服のお坊さんが出てきて、神に捧げ物をしてから始まります。
 「チャ!」「チャ!」「チャ!」と威勢のいいかけ声とともに、上半身裸の男たちが、たいまつを持って現れます。声を合わせながら隊形を変えていきます。
 子供たちも端役をにない、大人に混じっています。たいまつの火がボタボタと地面に落ちて燃えていますが、こんなことでびっくりしてちゃあいけません。
 そのうち物語が始まり、火をいっぱい使った芝居になっていきます。枯れ草の束に火をつけるわ、火をつかんで投げるわ、足でけとばすわでハラハラドキドキ。
 広場外へとんだ火は、周囲の子供たちがさっとかけつけて処理していきます。燃えるたいまつを両手でいくつもいくつもつかみ消し、すすを顔へ塗りつけていくあたりでこわくなりました。
 衣装のすそに火が燃えうつり、あわててたたき消すと、私たちの後ろで見ている村人たちからドッと笑いが来るのです(^^; (え?こんなん笑うんかいな)と、かたまってしまいました。
 ここの男の子たちは、火をきちんと扱うことで、1人前として認められていくんだろうな。「いつか僕もあの役を」とお父さんや兄さんがやっている役にあこがれて育っていくんだろうな。大人に混じって育っていく子供たちを、ド迫力の演技にびびりながら、うらやましく思いました。
 今夜もとっても星がきれいな夜でした。でも星座は全然わかりません。見慣れた北での星座を見つけることはできませんでした。南十字星ってどこに見えるんだろう・・・。
 

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