8月22日(木)
 バスは、それから2時間かけて、バリ島の南西部にあるヌガラ村へ向かいます。この地方独特の巨大竹楽器の演奏、ジェゴクを聴くためです。
 道中の景色は、パリってなんて気持ち良さそうなんだろうと思わせるものばかりでした。植えてあるのか勝手にはえているのかわからない、いたる所にあるバナナの樹、たわわに実をつけて青空につき抜けて立つヤシの林。整然と並ぶやしの林の下に放牧されている鹿色の牛。色とりどりの花と緑に埋もれた家々。
 色彩は沖縄のそれに近いかな。田植えしたばかりのライステラス。実って黄金色になった田では、人々が稲刈りをしています。牛をつかって田起しをしている田もあります。
 ガルンガンという祭りに飾られたペンジョールという、5メートルくらいはある竹飾りが、道路のわきに点々と残っています。いたる所に犬がいて、にわとりが、庭や畑を走っています。あひるを放した水田もあります。季節のめぐりのないこの島では、ずっとこの風景が続くのですね。

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