| 眼圧の日内変動の原因として、これまで血流変化、血中ステロイドの変化などが考えられてきました。今回の論文は50才から69才の健康な対象に絞って、21名(男5名、女16名)の眼圧日内変動を2時間ごとに測定した結果の報告です。
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| 夜の暗い状態を維持したまま眼圧を測定するため、測定者は暗視ゴーグルを装着し、ほぼ暗闇のまま非接触眼圧計で眼圧測定を行ったようです。当然被験者は(寝ていれば)起こされたわけで、内容明示の公募(おそらく報酬あり)とはいえ、ご苦労様なことです。
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| その結果、部屋の明かりを落とし、横になる時間から眼圧が上がり、明るくなって体を起こすと眼圧が下がります。最高値は暗くなってから最初の測定時。最低値は寝る、つまり暗くなる直前に現れています。高低差は平均8.6mmHg。また、昼間横たわった状態での測定眼圧は座った状態よりも5mmHgほど高くなっていました。
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| この結果から、著者らは眼圧変動の最大の理由は姿勢変化ではないかと推論しています。就寝時には前房水の循環が半減するため、むしろ眼圧低下が考えられるが、姿勢変化による上昇がこれを上回るのだろうという考察です。そうであれば寝るときに完全に横にならず、ベッドの上半分を少し上げたような姿勢にすると緑内障の進行を抑制するという理屈も成り立ちそうです。
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| 出典は、Liu HJK et al: Twenty-Four-Hour Pattern of Intraocular Pressure in te Aging Population. Invest Ophthalmol Vis Sci. 40: 2912-2917, 1999 |
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