糖尿病患者の視力低下発生率と原因

14年間の追跡調査結果

 一定地域内の若年性糖尿病 (30才以下で発症した糖尿病)患者全員について、視力低下、失明の発生率とその原因を調査した論文。
 996名の患者で開始し、調査開始時から4年間観察できたのが891名、10年間観察が765名、14年間観察が634名という、大規模な調査です。
 その結果、加令、糖尿病罹病期間、HbA1,A1cの高値といった要素の他、拡張・収縮期血圧の高値、蛋白尿の存在、喫煙量などが統計的に有意な悪化要素でした。
 喫煙は、単なる喫煙の有無ではなく、一日の喫煙箱数(20本)×年数が関係し、この数字が5を越えると(一日一箱なら5年以上)危険因子となります。
 また、14年後の失明率は2.4%で、糖尿病罹病期間18年から28年の間に失明のピークがあるようです。
 出典は、Moss SE et al: The 14-Year Incidence of Visual Loss in a Diabetic Population. Ophthalmology 105, 998-1003,1998

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