黄斑円孔の両眼発症率

片眼に黄斑円孔のある症例の反対眼を5年間観察した報告

 片眼に黄斑円孔があるが、他眼には黄斑の異常も後部硝子体剥離もないという症例を選び、5年間観察した報告です。
 1年半経過時点で、観察できたのが80眼、そのうち6眼(7.5%)に全層黄斑円孔が発症していました。
 残った健常眼のうち、5年経過時点で、観察できたのが67眼。そのうち5眼にさらに全層黄斑円孔が発生していました。
 14%以上で他眼にも黄斑円孔が発症したことになります。発症者と非発症者の比較では、ERG,EOGでは差なし。しかし、カラーコントラスト感度が発症群は最初から低下していました。
 カラーコントラスト感度という、馴染みのない検査方法が、黄斑円孔の他眼の運命を予測し、定期検査間隔を決めるのに役に立つのかもしれません。
 出典は、Ezra E et al: Incidence of Idiopathic Full-thickness Macular Holes in Fellow Eyes A 5-year prospective natural history study. Ophthalmology 105,353-359,1998

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