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遠近両用眼鏡は、境目のある二重焦点、境目のない累進多焦点の別はあるものの、レンズの上(正面)が遠方、下方が近方に焦点が合っており、視線の移動で使い分けるという点では同じです。従って、正面で近方を見ることはできず、パソコン作業などに使用すると目が疲れる、眼鏡を上にずらして近用部を正面に持ってこないと使えない、といった欠点があります。ですから、事務作業の多い老眼年令の人は、作業用の老眼鏡と、日常生活用の遠近両用眼鏡の二種を持つ必要がありました。 |
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考え方を変えて、レンズそのものの度数を可変にした眼鏡がアメリカで発売されました。プラスティックの袋に透明な液体を満たして眼鏡レンズとし、その液体をタンクとレンズの間で移動させることによってレンズのふくらみを変えることによって、度数を変更する仕組みです。この部分は老眼矯正のみの度数とし、もともとその人が持っている屈折異常を矯正するためのレンズをマグネットで上から貼り付けることによって、幅広い対象に適用することができます。 |
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その仕組みのせいでフロントヘビーな眼鏡になってしまい、フィッティングに工夫が要る、プラスティックが柔軟なため、重力で下方に液体が溜まり、完全なレンズではなく累進多焦点レンズのようになってしまう、なによりデザインがイマイチ、といった欠点はありますが、レバー1つで正面を見たまま遠方から近方まで焦点を合わせることができる面白い仕掛けです。Trufocalsのサイトから個人輸入してみましたので、実像を紹介しておきます。 |
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Trufocalsを上から見たところです。
まん中の部分のアップ。このレバーの左右で度数(焦点の遠近)を変えます。
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個々人の近視や乱視については、マグネット貼り付け式の上乗せレンズで矯正します。
右の写真のレンズに6つついているのが貼り付け用マグネット |
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一番左が遠方にあっている状態。レバーを動かしてレンズに液体(黄色)を送り込むと、膨らんで凸レンズになり、金峰にピントが移動します
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レンズメーターで測ってみると、球面が2.5D変化することがわかります。
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レンズメーターで測定する際、固定具ではさむと度が変わってしまう。なんだか柔らかいぞ、とレンズの上下で度数を比べてみると・・・ レンズの上方では+0.25D、下方では+1.5Dと累進状態になっています。重力でメタボ腹状態になっているようです。まあ、度数は自分で調整できるし、累進になっているのも便利と言えば便利なのかも。
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でもこのデザインしかないのがなんとも
ちなみにデータは、 球面: -8.0D〜+6.25D 重量は通常の眼鏡並み 高いのですが、累進眼鏡もけっこう高いので、無茶な値段とも言えませんね |
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