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Intrastromal Corneal Ringは角膜中間周辺部の実質内に透明なプラスティックリングを挿入することによって角膜表面の形状を変更する装置です。商品名Intacsがすでに近視、円錐角膜矯正に有効であることが示されていますが、挿入時に特殊な器具にトンネルを作成する必要がありました。この面倒で誤差を生じやすい作業をfemtosecond laserで自動化したのが今回の報告です。 |
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使用したのは商品名KERARING。Intacsと似ていますが異なる商品のようです。femtosecond laser、即ち超短時間のレーザーパルスで角膜実質を気化させ、これを連続させることによって、他の器具を使用することなく角膜の所定の位置にKERARINGを挿入するためのトンネルを作成するのがミソです。Intacsでもfemtosecond laserを利用した報告がすでに出ており、専用器具と同等以上の効果が示されています。 |
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今回のKERARINGでは16例21眼の円錐角膜眼に対してfemtosecond laserによるトンネル作成後、KERARING挿入が行われています。トンネル作成に要する時間は一眼15秒程度。挿入は基本的に極めてスムーズだそうです。ただし、トンネルが表面に出る部分で角膜表面(Bowman膜?)に多少の混濁が生じており、これは今後照射条件の最適化(表面冷却?)やレーザーパルスのさらなる短時間化によって解決できるだろうと著者らは述べています。 |
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円錐角膜に対する矯正効果自体は、KERARING挿入前の平均角膜曲率48.8Dに対し、術後は46.5Dと、2.3D程度改善しています。眼鏡矯正視力は同じく(0.54)から(0.71)へと0.17の改善。小さいようにも思えますが、円錐角膜患者、眼科医師にとっては十分意味のある変化です。 |
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合併症はほとんどなく、挿入に困難を伴い、縫合が必要だった一例で部分的な角膜感染症が生じたのみ。これも投薬で軽快し、リングを取り除くことでわずかな混濁を残すのみで治癒しています。この可逆的なところが、光学部を直接侵襲しない点とともに大きな長所だと思います。 レーザーとその制御装置がもっと安くなったら、私もぜひ手を出したいと思っているのですが・・・ |
| 出典は、Shabayek MH, Alio JL: Intrastromal Corneal Ring Segment Implantation by Femtosecond Laser for Keratoconus Correction . Ophthalmology 114: 1643-1652, 2007 です。 |
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