| LASIKはPRKのあとに登場した術式ですが、昨年の後藤先生からいただいた資料にもあるように、米軍では第一線のパイロットの屈折矯正は原則としてPRKのみとしています。また、1月のレポートのように、LASIKによって切断された角膜知覚神経は、時間が経過しても完全には回復しません。LASIKは結局PRKより安全性、生体への侵襲、悪影響という点で劣っているのではないか、いう気がします。 |
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今回紹介する論文では、PRKの術後15例28眼、LASIKの術後59例115眼を対象に、術前から術後1年までを追跡して、角膜知覚、角膜上皮のバリアー機能、涙液分泌、涙液の安定性を計測、比較しています。 |
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どちらの術式も角膜知覚の低下、バリアー機能の低下(透過性亢進)、涙液量低下、涙液の不安定化を生じました。しかし術後1週から3ヶ月までの角膜知覚低下はLASIKの方がPRKより大(6ヶ月以降は統計的に差なし)、術後1ヶ月におけるバリアー機能低下もLASIKの方が大(術後1週および3ヶ月以降では差なし)、涙液の安定性(BUT)の減少も術後3ヶ月までLASIKの方が大(6ヶ月以降は統計的に差なし)という結果でした。涙液量には差がありませんでした。 |
| 術式そのものがLASIKの方が侵襲が大きいため、当然といえば当然の結果ですが、やはりLASIKは現在の最善の屈折矯正手術方法ではない、という思いを深くしました。もし私がLASIKかPRKのどちらかを受けねばならないとしたら、これらの侵襲やフラップトラブルの心配を考えれば、少々術後疼痛があってもPRKを選ぶでしょう。 |
| 出典は、Nejima R et al : Corneal Barrier Function, Tear
Film Stability, and Corneal Sensation After Photorefractive Keratectomy
and Laser In Situ Keratomileusis. Am J Ophthalmol 139: 64-71, 2005 です。 |