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ドライアイに対する治療は、現在のところ人工涙液類の点眼、涙点プラグの挿入、涙点閉鎖手術などが主体です。しかし、最近開発されたシェーグレン症候群治療用の内服薬が同疾患の涙液減少症状にも有効なことがわかりました。 |
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使用されたのはCevimeline という内服薬で、最近FDAからシェーグレン症候群の口渇症状治療用薬剤として認可を得たものです。Cevimelineはムスカリンおよびアセチルコリン受容体の中で、外分泌腺のM3サブタイプ受容体に特異的に結合し、唾液腺の分泌を促進します。 |
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この治療中、ドライアイ症状の改善も見られたということから、筆者等はシェーグレン症候群の患者を対象に、ドライアイの改善の有無と、それに必要な投与量を調査する研究を行いました。 |
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対象は60名。20例はプラセボを、21例は20mgのCevimelineを1日3回、19例は30mgのCevimelineを1日3回、4週間内服し、ローズベンガル染色スコア、フルオレセイン染色スコア、BUT、自覚症状などを観察しました。 |
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結果は、20mg1日3回のグループで、各データに統計的に優位な改善が見られました。30mgのグループも同様で、20mg群よりもやや効果が強いような結果に見受けられます。副作用は吐き気、下痢、腹痛などの消化器症状が主で、20mg群では10〜20%に認められ、30mgでは約30%に下痢、腹痛が観察されています。また発汗も10%程度に報告されており、やはりアセチルコリン様全身作用があるようです。いずれも軽度とのことです。 |
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ドライアイでも、シェーグレン症候群に伴うような重症例では涙点プラグなどの処置を必要とすることが多く、また口渇症状も伴います。Cevimelineのような全身的に作用する薬剤の併用が望ましいのでしょう。 |
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出典は、Ono M et al. : Therapeutic Effect of
Cevimeline on Dry Eye in Patients with Sjogren's Syndrome: A Randomized,
Double-blind Clinical Study.
Am J Ophthalmol 138: 6-17, 2004 |