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近視手術は、RKから始まり、PRK、LASIKと変遷してきました。LASIKは角膜上皮を剥がさないため、術後の痛みが少なく、視力の出が早いのが長所とされている一方、フラップ作成に起因する術中、術後のトラブルが問題となります。 |
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LASEKは、角膜上皮のみをフラップとして作成し、PRKと同様の手術操作後に上皮フラップを戻す方法を取ります。上皮は短時間で接着しますし、フラップ作成時のトラブルも生じにくいのが利点です。上皮が創口を被覆するため、術後疼痛が少なく、早期に良い視力が得られると言われています。今回紹介する論文は、LASEKが本当にPRKより優れているかどうかを検証したものです。 |
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対象
は32例(男 21例、女 11例)で、術前近視度数は-1.00〜-8.75D(透過球面値)。ドロップアウトなどのため、解析対象は30例になっています。左右眼にランダムにPRKとLASEKを割り当て、左右違う方式で手術を行って術後疼痛と視力の出方を比較しています。使用したレーザーはPRK、LASEKともVISX
Star 3。上皮フラップ作成は20%アルコールと270度トレパン、および上皮ピーラーで行っています。 |
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結果は、術後1、2、3日目の疼痛のレベルにはPRKとLASEKによる差は見られませんでした。術後3、7、30日目の視力(矯正なし)にも差はありませんでした。術後1日目の角膜上皮欠損面積はPRKの方がLASEKよりも大きく(平均5倍、有意差あり)、3日目の欠損面積は逆にLASEKの方が大きい(平均5倍、有意差あり)という結果になっています。 |
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上皮フラップを作っても、それが健康な上皮となるには時間がかかり、疼痛軽減や視力の出方の改善にはつながらないのかも知れません。手術時間はLASEKの方がはるかに長く、また手技が複雑で用具を多用する分、トラブルが起きやすい可能性もあります。あるいは上手に行ったLASEKはPRKより優れているのかも知れませんが、今回の報告を見る限りではLASEKにはあまりメリットがないということになります。 |
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出典は、Pirouzian A et al. : A Randomized Prospective
Clinical Trial Comparing Laser Subepithelial Keratomileuses and
Photorefractive Keratectomy.
Arch Ophthalmol 122: 11-16, 2004 |