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住民全体を対象とした眼疾患調査で有名な、オース
トラリアのブルーマウンテン・アイ・スタディーの結果報告論文です。今回報告されたのは、白内障と近視の関係に関する5年間の調査結果です。 |
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強度近視は白内障になりやすい、というのはDuke-Elderの時代から言われてきた事ですが、
強度近視だから白内障になるのではなく、核白内障の進行に伴う近視化が、結果として白内障と近視の相関を産むのだという意見もあるようです。そこで、住民全体を対象に、最初から近視を持つ症例が
白内障になりやすいかどうかを調べたのが今回の報告です。 |
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今回報告されているのは、1992年から1994年にかけて開始時の視力検査(logMAR)と水晶体の撮影を行い、5年後、1997年から1999年にかけて
再診検査を行った2334名で、開始時年令は49才以上を対象
としています。 |
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5年の観察期間の間に、核白内障が進行したもの23.4%、皮質白内障が進行したもの9.8%、後嚢下白内障は2.5%。白内障手術は4.7%に行われたそうです。屈折と白内障進行の関係を見ると、遠視で皮質白内障の発生がやや多い傾向が見られたものの、統計処理の方法や左右眼で結果が変わってしまう程度。 |
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核白内障は、軽度、中等度近視とは関係が認められませんでしたが、強度近視は明瞭なリスクファクターでした。また、後嚢下白内障についてはすべての近視眼において、発生しやすいという結果が得られました(近視眼の発生率5.4%、非近視眼は2.1%)。 |
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白内障手術についても、すべての近視眼において、非近視眼よりも白内障手術の被術者の率が多いという結果でした。著者らは、後嚢下白内障は白内障手術につながりやすいからだろう、と考察しています。 |
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いずれにせよ、近視は白内障になりやすい、という一般則は、強度近視のみならず、すべての近視眼に対して成立するようです。 |
| 出典は、Younan C et al.: Myopia and Incident Cataract and Cataract
Surgery: The Blue Mountains Eye Study. Invest Vis Sci 43:
3625-3632, 2002 |