| LASIKの術中、術直後トラブルとして角膜フラップの紛失、脱落はよく知られていますが、今回のレポートは術後長期間経過後に、軽い外傷でフラップがずれてしまった症例の報告です。
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| 患者は28才の女性。両眼のLASIK術後、両眼とも1.0の視力を得、問題なく10ヶ月経過していましたが、セーターを脱ぐときに指の爪が目にあたり、フラップがずれ、痛みのために著者らの外傷外来を受診したのです。
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| フラップは残っていましたが、裏返っており、鼻側ヒンジ部分の下方が裂けていました。角膜実質を清掃後、10-0ナイロンでフラップを縫着。5日後にフラップ下への角膜上皮侵入を認めて再度フラップ下の清掃。術後43日目の裸眼視力は、不正乱視のため0.1でした。
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| 術後103日目、鼻側フラップ下に角膜上皮侵入が残っているため、再度清掃、角膜実質も少しそうはしました。これにより裸眼視力は0.5、矯正視力は1.0に改善しました。
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| LASIK術後のフラップのずれ、脱落は0.7%〜5.8%(平均2%)と決して少なくありません。ただ、術後数日の間に患者が目を擦るなどして生ずるのが普通です。今回のように術後長期間経過後、軽い接触でずれてしまった例の報告は初めてであろう、と著者らは記しています。ただ、LASIK、PRK後のトラブルはFDAへの報告を義務づけられていませんから、実際には多くのトラブル例が存在するのかも知れません。
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| 出典は、C. K. Patel et al.: Late Dislocation of a LASIK Flap Caused by Fingernail.. Arch Ophthalmol 119. 447-449,, 2001 |
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