| このトピックスの1999-May 「Dorzolamide点眼による角膜浮腫」で角膜内皮の状態が悪い症例に炭酸脱水素酵素、Dorzolamideの点眼を行って不可逆の角膜浮腫を来したという論文を紹介しました。
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| 今回紹介するのは、緑内障患者、高眼圧症患者にDorzolamide点眼を行ったが、角膜の浮腫回復能力に変化はなかったというレポートです。酸素透過性の悪いソフトレンズを2時間、閉瞼状態で装用させ、レンズを外した後の角膜浮腫の回復速度を測定しています。対象は19例。
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| レンズ装用前日と、当日の1時間前に片眼にはDorzolamide、反対眼には生食を点眼して左右を比較する手法です。既にDorzolamideを点眼していた場合は、2週間中止してウォッシュアウトしています。結果は、Dorzolamide点眼眼と生食点眼眼に差は見られず、Dorzolamide点眼は角膜の浮腫軽減能力に影響しない、と結論しています。
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| ただし、この試験では内皮細胞密度1000cells/mm2以下を除外しているため、最初に挙げた角膜内皮の悪い症例に点眼した際の問題についての回答にはなっていません。また、これだけでは2日足らずの点眼しかしていませんから、長期についての影響は不明です。
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| このため、テスト後一年間Dorzolamide点眼を行った患者について、その前後での角膜浮腫回復能力を測定し、比較しています。これによれば、一年間Dorzolamideを点眼しても、角膜浮腫回復にかかる時間には差はなかったとのことです。内皮が悪くない症例に対しては、あまり神経質にならなくて良い、ということになるでしょうか。 |
| 出典は、Giasson CJ et al.: Dorzolamide and Corneal Recovery From Edem in Patients With Glaucoma or Ocular Hypertension. Am J Ophthalmol 129: 144-150, 2000 |
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